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支払った労働保険料は何に使われている?

2024.10.25

中部事務所から平良です。

雇用保険は、保険料は会社と労働者とで分けて負担し、会社は労働者分を毎月の給与から徴収し、会社分と合わせて申告・納付します。保険料は毎月計算しなければなりません。

それに対し、労災保険料は全額事業主(会社)が負担します。労働者が保険料を負担したり、申告を行う必要はありません。

では、その支払われた労働保険料、実際どのようにつかわれているかといいますと…


労災保険は労働者が仕事(業務)や通勤が原因で負傷した場合、また病気になった場合や亡くなった場合に、
被災者労働者やご遺族を保護するための給付などを行います。
負傷や疾病などの療養補償給付や休業補償給付、障害や死亡などで遺族年金の支給などに使われています。

雇用保険は失業した場合の失業手当の支給、育児・介護などで働くことが難しくなった場合の各給付、
自ら教育訓練を受けた場合など 生活・雇用の安定と就職の促進を図るための給付です。

会社には万が一労働災害が発生したとき療養費や休業補償を行う義務があり(労働基準法75条、76条)、
事故や災害の大きさによっては補償すべき額も億単位になることがあるため、会社だけでは支払いが困難になることもありえます。
そこで、労働者災害補償保険法に基づき、補償を受けるための手続きも厳格に定められた中で、会社が納める保険料から補償を行うというのが労働保険の制度です。

お支払いいただいた労働保険料の使用用途について|厚生労働省



 ↑ 毛が生えたくさ~い大花犀角(オウサイカク) 

悪魔の花とも呼ばれます (-_-;)クッサ~

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