こんにちは。古波蔵 精 です。
令和4年12月15日開催の「第161回 社会保障審議会医療保険部会」において、医療保険制度の改正案が了承された事が話題となっています。
特に注目されているのが、出産育児一時金の増額でしょう。
出産育児一時金制度とは、出産に関する費用負担軽減の為に出産時に支給される公的医療保険(健保、共済、国保)の給付であり、協会けんぽの出産育児一時金は42万円となっております。
今回の改正案では、この42万円から8万円増額され、令和5年4月から50万円とする事とされています。
また、今回はその財源も話題となっており、増額分の半分が後期高齢者の保険料の引き上げ分が充てられる見込みとなっております。
とは言っても、全ての後期高齢者の保険料が増額するわけではなく、2024年度から年収211万円超、2025年度から年収153万円以上の後期高齢者が保険料増額となり、増額対象は後期高齢者全体の約4割となる見込みとされています。
厚生労働省は来年の通常国会にて健康保険法など関連法の改正案を提出する方針との事です。
詳しくは下記リンクをご参照ください。
「第161回社会保障審議会医療保険部会（ペーパーレス） 資料」厚生労働省HPより
また、読売新聞オンラインの記事の解説が分かりやすかったので併せてご紹介いたします。
「75歳以上の4割で医療保険料を増額、出産一時金の財源に…審議会が了承」読売新聞オンラインより
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