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健康増進法改正により社内の禁煙化が進んでいるようです!

2019.12.06

その他労働安全衛生法




みなさまこんにちは、上地正寿です。


2020年4月に健康増進法が改正されて企業の禁煙についての意識が変わっているようです。


厚生労働省の資料によると、


健康増進法の改正の目的として「望まない受動喫煙の防止を図るため、多数の者が利用する施設等の区分に応じ、当該施設等の一定の場所を除き喫煙を禁止するとともに、当該施設等の管理について権原を有する者が講ずべき措置等について定めるとされています。」


(1)「望まない受動喫煙」をなくす


受動喫煙が他人に与える健康影響と、喫煙者が一定程度いる現状を踏まえ、屋内において、受動喫煙にさらされることを望まない者がそのような状況に置かれることのないようにすることを基本に、「望まない受動喫煙」をなくす。


(2)受動喫煙による健康影響が大きい子ども、患者等に特に配慮

子どもなど20歳未満の者、患者等は受動喫煙による健康影響が大きいことを考慮し、こうした方々が主たる利用者となる施設や、屋外について、受動喫煙対策を一層徹底する。


(3)施設の類型・場所ごとに対策を実施

「望まない受動喫煙」をなくすという観点から、施設の類型・場所ごとに、主たる利用者の違いや、受動喫煙が他人に与える健康影響の程度に応じ、禁煙措置や喫煙場所の特定を行うとともに、掲示の義務付けなどの対策を講ずる。


その際、既存の飲食店のうち経営規模が小さい事業者が運営するものについては、事業継続に配慮し、必要な措置を講ずる。


改正概要は次のサイトをご確認ください。



参考:厚生労働省 健康増進法の一部を改正する法律(平成30年法律第78号) 概要



人材採用・入社後活躍のエン・ジャパン株式会社が運用しているサイト「人事のミカタ」が行ったアンケートのよると、68%の企業が社内の禁煙へ取り組んでおり、企業規模が大きくなるにつれてその実施率が高くなっているようです。


社内禁煙に取り組む理由の第1位が「社員の健康を守るため」とのことです。


逆に、社内の禁煙に取り組まない理由として「経営者が喫煙者であること」が一番多かったようです。


来年4月(2020年)改正の健康増進法改正についての認知度は67%だとのことで、厚生労働省による周知がもう少し欲しいところです。



参考:「オフィスでの禁煙」実態調査―『人事のミカタ』アンケート―
68%の企業が禁煙を推進。経営層が喫煙者の場合、禁煙が進まない傾向。



社内禁煙を進めるのは、喫煙者からの反発が起こり、なかなか実施できないという企業も多いと思います。


喫煙が健康に大きな影響を及ぼすとの見解が一般的ですので、社内の禁煙化が進んできているようです。


企業からは喫煙者が席を立つ回数が多いので、非喫煙者からはサボっているとの声があるのでどうにかしたいとの相談もあります。


最近は分煙しているところも増えており、喫煙するために離れた場所へ行くために時間がかかることや、喫煙回数も複数回あるため、このような不満がでてもおかしくない状況です。


こんなデータがあります。


喫煙者のタバコを吸うための時間(タバコ休憩)は


1回平均9.94分×1日平均2.24回=22.26分
(新入社員のデータ)


1日平均22.26分もお昼の休憩とは別にタバコ休憩をとっていることになります。


また、このデータは遠慮しがち?な新入社員のデータですので、実際はもっと長いのではないかと予想できます。


参考:製薬会社のファイザーの調査より(2016年5月実施)


非喫煙者にしてみると、「こんなにサボっているのはとんでもない」と思ってもおかしくないですね。


前にある企業から勤務中は禁煙にしたいとの相談がありました。


その際従業員から、「トイレ休憩が長い人やおしゃべりが多い人も同じだ。どうしてタバコだけターゲットにするのか」などの主張で喫煙者からの反対意見も多くあり、時間をかけて実施したという経緯があります。


現在は、喫煙はお昼休憩時間内で行っているようです。


トイレ休憩は生理現象ですので仕方ないとは思いますが、タバコ休憩と同じだといわれるのも面白いですね。タバコ休憩取る人は、トイレ休憩もとるのですから。


あるオフィスビルでトイレの個室の内側のドアに「スマホ禁止」との張り紙がされているのを見ました。トイレにこもる人が多く苦情が多いのかなと感じました。


仕事中は職務に専念する義務がありますので、その時間は職務に専念し、お互いが気持ちよく仕事できるようにしていけるといいですね。





去る12月1日(日)に行われた那覇マラソンに出場しました。
結果は30km地点でリタイアです。
5年ぶりに出場するため練習をしてきましたが、体に異変が起きたため残念ながら途中棄権ということになりました。
友人からはお金を払ってまで何であんなに苦しい思いをするんだ?との声もありました。変ですよね。
歳を重ねていくと体力も衰えていきますので、目的は体力づくりと挑戦です。歳を言い訳にしたくないので。
そして、出場する大きな理由は「楽しいから」です。苦しいのに楽しい。だから毎年出場する人が多いのだと思います。
もっともらしく言っていますが、途中棄権で悔しいのでリベンジします。


クリスマスのイルミネーションがきれいな時期ですね




今日も最後までお読みいただきありがとうございます。


皆さんにとって、素敵な一日になりますように!!



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