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日本の年金制度は破綻するのか?

2019.07.13

厚生年金保険日常社会保険



みなさまこんにちは、上地正寿です。



今日は少し難しい年金の話をするので、その前に難しい漢字クイズです。


「躑躅」

 
   ↑なんと読むかご存知ですか?



答えは本文の最後で紹介します。




近頃、年金が危ないと騒がれていますね。


はたして日本の年金制度は破綻するのでしょうか。



嘉悦大学教授で経済学者の高橋洋一氏が年金制度について説明していて分かりやすかったので、要約してご紹介したいと思います。


日本の年金制度について


(1)日本の年金制度は「長生きしたときの保険」 → 保険方式


(2)20歳から70歳までの50年間で給料(所得)の約2割を年金保険料として支払う

  トータルで給料(所得)の約10倍を支払うことになる。(50年×0.2)


(3)平均70歳から90歳までの20年間で自分の給料(所得)の5割を年金として受給

 ・70歳までに死亡した場合は、保険料は掛け損となる。

 ・90歳まで生きれば給料(所得)の10倍を受給できる。(20年×0.5)

 ・100歳まで生きれば給料(所得)15倍の受給(30年×0.5)


(4)全員年金を受給できるわけではない。途中で死亡し受給できない人の分は他の人の受給にまわる


(5)年金の受給額を現在の給料(所得)と同じにしたければ現在の年金保険料の2~3倍にしなければならない。


(6)多くの国が50年で2割支払い、20年で5割受給できる年金制度となっている。


(7)給付を増やしたければ任意で別の保険に加入しなければならない。

  →車の自賠責保険と任意保険の考え方と同じ


※わかりやすくおおよその数字で説明



いかがでしょうか。


私はこのように考えるとわかりやすいと思いました。


20年受給で元は取れ、20年未満であれば損、長生きすればするほどプラスということですね。


これから先、もしかすると癌が治る病気になるなど平均寿命が飛躍的に延びることもあるかもしれません。


そうなると、年金制度は見直しになるかもしれませんが、高橋先生によると現在のところ年金制度は財政的には心配無いようです。


人生はいつ終焉を迎えるかわからないのでそのために保険を掛けるか、保険を掛けずにその分今を楽しむか、それは個人の自由ですね。

法律上は年金加入と支払は義務ですので、払わないでいいということはないです。


自分の人生は自分で責任を持たなければなりません。

国が生活を守るべきというのは他力本願ですし社会主義的な考え方です(もちろん守られるべき人は守る必要があります)
社会主義がいいのかということですが、残念ながら社会主義が成功した例はありません。
日本は資本主義なので、最低限の生活以上は自分の責任となります。

将来の人生設計はしっかりと考えて行動していかなければいけませんね。





最初で紹介した漢字は「ツツジ」と読みます。

すごく難しい漢字ですね。

私は全くわかりませんでした。



躑躅ではありません




今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

皆さんにとって、素敵な一日になりますように!!


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